Mooer GEシリーズ一挙まとめ
Mooerを代表するマルチエフェクター、GEシリーズ。いろいろな種類が発売されているGEシリーズをまとめて比較してみましょう。
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Mooer GEシリーズとは
・第1世代
・第2世代
・第3世代
・MNRSアンプモデルとは - Mooer GE-100
- Mooer GE150
- Mooer GE150 Pro
- Mooer GE200
- Mooer GE200 Plus
- Mooer GE200 Pro
- Mooer GE250
- Mooer GE300 LITE
- Mooer GE300
- Mooer GE1000
- Mooer GS1000
Mooer GEシリーズとは
GEシリーズは、トラディショナルなフロアマウントタイプのマルチエフェクターのシリーズです。コンパクトな2フットスイッチのタイプから、大柄な10フットスイッチのモデルまで、様々なスタイルのマルチエフェクターがGEシリーズとして発売されています。
GEシリーズは、その作りや内容から3つの世代に分かれます。
・第1世代
Mooerのマルチエフェクターとして初期に開発されたモデルです。デザインや構造などが伝統的なマルチエフェクターのスタイルとなっています。拡張性はあまりありませんが、マルチエフェクター単体で完結し、様々なサウンドを作ることができます。そのデザインやスタイルから、低価格なマルチエフェクターかと思われるかもしれませんが、サウンドクオリティの高さに驚くかもしれません。
・第2世代
GE150・GE200・GE250・GE300 LITE・GE300
Mooer GEシリーズの高い評価を決定づけたシリーズです。モダンなスタイル、カラーディスプレイ、ハイエンドなサウンドと、Mooer StudioソフトウェアによるPCからの操作による柔軟な使い方に対応。GE200以上のモデルでは、リアルアンプをサンプリングしたMNRSアンプモデルや外部IRキャビネットモデルをロードすることもできます。マニュアルを見なくても使いこなせるような高い操作性とハイクオリティ~ハイエンドなサウンドで、Mooerのマルチエフェクターを定番のモデルへと引き上げました。
・第3世代
GE150 Pro・GE200 Plus・GE200 Pro・GE1000・GS1000
Mooerの新しいWalking Starデザインを採用した、新世代マルチエフェクターです。それまでのGEシリーズに共通する高い操作性とサウンドクオリティがさらに進化。特にGE1000とGS1000はタッチスクリーンを搭載し、同じエフェクトタイプを同時使用することもできる自由度の高さを操作性を両立させました。もちろんMNRSアンプモデルやIRキャビネットシミュレーターにも対応。Mooer Studioソフトウェアによる操作はもちろん、GE200 Plus以上のモデルではBluetoothオーディオへの対応により、練習やパフォーマンスの可能性がさらに高まっています。
・MNRSアンプモデルとは
MNRSアンプモデルは、Mooer GE LabアプリまたはGE1000を使用することでリアルアンプのサウンドをサンプリングして作成されるアンプモデルです。これらのアンプモデルはプリアンプ・アンプ全体・キャビネットの3つのタイプがあり、それぞれファイルを共有することができます。
MNRSアンプモデルについて詳しくはこちら→
ここからは、各モデルの特徴を詳しくご紹介します。
Mooer GE-100
- ディスプレイ:2.9インチモノクロ
- フットスイッチ数:2
- エクスプレッションペダル:◯
- MNRSアンプモデル:非対応
- IRスロット:非対応
- MIDI:非対応
- エフェクトループ:なし
- USBオーディオ:なし
- サイズ:230×140×60mm
- 重量:0.73kg
特徴
GEシリーズの中で最もシンプルなタイプです。世代としても最も古いモデルですが、外観や価格帯から考えると音が良く、根強い人気があります。
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MooerGE150
- ディスプレイ:2.4インチカラー
- フットスイッチ数:2
- エクスプレッションペダル:◯
- MNRSアンプモデル:非対応
- IRスロット:10
- MIDI:非対応
- エフェクトループ:なし
- USBオーディオ:OTG
- サイズ:230×150×32.8mm
- 重量:0.68kg
特徴
カラーディスプレイとなったGEシリーズの中で最も小さくシンプルなタイプです。MNRSアンプモデルには対応していませんが、GE100よりも新しい、モダンなトーンが特徴です。
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Mooer GE150 Pro
- ディスプレイ:2.8インチカラー
- フットスイッチ数:4
- エクスプレッションペダル:◯
- MNRSアンプモデル:1 0
- IRスロット:1 0
- MIDI:非対 応
- エフェクトループ:なし
- USBオーディオ:OTG
- サイズ:310×153×55mm
- 重量:1.1kg
特徴
4つのフットスイッチを搭載し、シンプルなスタイルながら本格的なステージでの操作が行えます。サウンドクオリティも高く、多くの用途にお使いいただけます。
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Mooer GE200
- ディスプレイ:3.5インチカラー
- フットスイッチ数:3
- エクスプレッションペダル:◯
- MNRSアンプモデル:10
- IRスロット:10
- MIDI:非対応
- エフェクトループ:なし
- USBオーディオ:ASIO4ALLにて対応
- サイズ:297×145.5×45.5mm
- 重量:1.4kg
特徴
Mooer GEシリーズを象徴するモデルとしてよく知られています。コンパクトながら現代的なスタイルでサウンドクオリティも高いマルチエフェクターです。このモデル以降はMNRSアンプモデルに対応し、共有されたアンプモデルを追加することができます。
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Mooer GE200 Plus
- ディスプレイ:3.5インチカラー
- フットスイッチ数:3
- エクスプレッションペダル:◯
- MNRSアンプモデル:20
- IRスロット:20
- MIDI:非対応
- エフェクトループ:なし
- USBオーディオ:対応
- サイズ:324×162×58mm
- 重量:1.42kg
特徴
GE200と同様の3フットスイッチタイプでありながら、GE200 Pro同等の機能を持つ新世代モデルです。GE200よりもさらにクオリティの上がった新しい世代のサウンドを楽しむことができ、MNRSアンプモデルも多く追加することができます。
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Mooer GE200 Pro
- ディスプレイ:3.5インチカラー
- フットスイッチ数:4
- エクスプレッションペダル:◯
- MNRSアンプモデル:20
- IRスロット:20
- MIDI:INまたはOUT
- エフェクトループ:モノラル
- USBオーディオ:対応
- サイズ:324×162×58mm
- 重量:1.6kg
特徴
GE200の後継モデルというより、GE250の新世代モデルに近いスタイルのマルチエフェクターです。新しい世代の機能とサウンドクオリティを実現しています。
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Mooer GE250
- ディスプレイ:3,5インチカラー
- フットスイッチ数:4
- エクスプレッションペダル:◯
- MNRSアンプモデル:10
- IRスロット:15
- MIDI:INまたはOUT
- エフェクトループ:モノラル
- USBオーディオ:対応
- サイズ:324×162×60mm
- 重量:1.7kg
特徴
GE200の上位モデルとして、長く人気の高いマルチエフェクターです。シンプルで扱いやすい操作性とサイズが特徴です。
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Mooer GE300 LITE
- ディスプレイ:5インチカラー
- フットスイッチ数:8
- エクスプレッションペダル:なし
- MNRSアンプモデル:50
- IRスロット:20
- MIDI:MIDI IN・MIDI OUT
- エフェクトループ:モノラル
- USBオーディオ:対応
- サイズ:287×208×64mm
- 重量:2.1kg
特徴
初代GEシリーズの中でも最上位クラスのサウンドクオリティをよりコンパクトかつ手頃にまとめたマルチエフェクターです。かなりギリギリまで攻めた設計となっていて、若干操作に対する応答が遅れることもありますが、とにかくサウンドクオリティとコストパフォーマンスを重視したモデルです。自宅での据え置き機としても優秀です。
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Mooer GE300
- ディスプレイ:5インチカラー
- フットスイッチ数:10
- エクスプレッションペダル:◯
- MNRSアンプモデル:50
- IRスロット:20
- MIDI:MIDI IN・MIDI OUT
- エフェクトループ:ステレオ
- USBオーディオ:対応
- サイズ:410×201×62mm
- 重量:3kg
特徴
初代GEシリーズ最上位モデルです。シンセサイザーを内蔵しているのもGE300のみです。最上位モデルらしい高い拡張性とサウンドクオリティを実現しています。
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Mooer GE1000
- ディスプレイ:5インチカラータッチスクリーン
- フットスイッチ数:4 (GWF4接続時8)
- エクスプレッションペダル:◯v
- MNRSアンプモデル:50
- IRスロット:50
- MIDI:INまたはOUT
- エフェクトループ:ステレオ
- USBオーディオ:対応
- サイズ:337×170×57mm
- 重量:1.9kg
特徴
新世代GEシリーズ最上位モデルです。圧巻の最新世代のサウンドクオリティを持ち、コンパクトで持ち運びもしやすくなっています。GWF4との接続を行うことで、最上位クラスのマルチエフェクターらしい操作性も実現。GE300と比較すると接続端子は物理的なサイズの制約から少なくなっているとはいえ、内部ルーティングの接続や、同じエフェクトタイプを複数使用することもできる等、より自由度の高いエフェクトチェインを実現しています。
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Mooer GS1000
- ディスプレイ:5インチカラータッチスクリーン
- フットスイッチ数:4(GWF4接続時8)
- エクスプレッションペダル:なし
- MNRSアンプモデル:120(30×OD、30×プリアンプ、30×フルアンプ、30×キャビネット作成可能)
- IRスロット:50
- MIDI:USB-MIDI
- エフェクトループ:ステレオ
- USBオーディオ:対応
- サイズ:240×161×67mm
- 重量:1.23kg
特徴
GE1000を小型化してエクスプレッションペダルを取り外し、同時にMNRSアンプの作成を可能としたバージョン。ほぼGE1000と同等の機能を持ちますが、サイズの制約上接続端子は少し絞られています。MNRSアンプモデルはGE Labスマートフォンアプリか、本機GS1000でのみ制作ができます。リアル機材のキャプチャまで行うなら、GS1000は大きなパワーを発揮します。
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